こんにちは、フットサルチーム【フォラグラ】の代表の藤沢です。
昨日、個人的に他チームの練習に参加してきました!
せっかくなので、練習の振り返りや感想などを書いていきます。
以前の練習に参加させて頂いて、その際は「ボールアタック」と「中ドリ」について学びました。
こんにちは、フットサルチーム【フォラグラ】の代表の藤沢です。 昨日、個人的に他チームの練習に参加してきました! せっかくなので、練習の振り返りや感想などを書いていきます。 参加させて頂いたチームについて チーム名などの基本的なことは[…]
学んだこと
アラの選手の2人の関係での崩し方を学びました。
具体的には「ワンツー」と「パラレラ」ですね。
せっかくなので、「ワンツー」、「パラレラ」での2人の関係での崩し方と、チームでの練習方法について個人的に考えたものをまとめます。
アラとは
ダイアモンドのフォーメーションのサイドの選手です。
攻守両面に動き回ったり、サイドで1vs1になりやすいのが特徴です。
アラの選手の特徴を考える
実際の試合では必ずしも2人の関係で崩す必要はないです。
チームのアラの選手の特徴を考えてサポートを選びましょう。
1vs1が強い選手の場合
フィジカルが強かったり、ドリブルテクニックがあったりと1vs1に強い選手の場合、仕掛けさせた方が効果的です。
サポートで近くに寄り過ぎると、アラの選手が仕掛けるスペースが無くなってしまいます。
その場合は後ろのサポート、もしくはゴール前でボールを受けれるようなポジションに移動しチャンスを待ちましょう。
懐が深い選手の場合
1vs1でガツガツ仕掛けるタイプじゃないアラの場合は、サポート込みで崩していく事が重要になります。
今回はサポートと合わせた2人で崩していくパターンを紹介します。
2人の関係で崩し方
2人の関係性の崩し方として今回は
- ワンツー
- パラレラ
について解説していきます。
ワンツー
ワンツーはサッカーでも使われる用語なので耳馴染みがあるかもしれません。
サポートに来た仲間に一旦ボールを預けて、アラの選手は縦に抜ける動きです。
アラの選手に対してDFが正面に立っている時は、「ワンツー」が効果的です。
正面に立っているDFは前方向にはプレッシャーを掛けやすいですが、裏のスペースに対しては後ろ向きで対応する必要があるので対応が遅れるからです。
ワンツーのコツ
「ワンツー」の成功のコツは、サポートの選手の距離と「ワンツー」のタイミングにあります。
サポート選手の距離が近くなり過ぎると、「ワンツー」の角度が無くなってしまいアラのDFに引っかかりやすいです。
また、タイミングもアラのDFが距離を詰めていない場面で「ワンツー」をしても、裏のスペースへのカバーが間に合ってしまいます。
そこで、サポートの選手は最初から「ワンツー」を狙って距離を詰めすぎず、アラの相手DFがプレシャーをかけて間合いを詰めてくるのに合わせて、サポートに入りましょう。
そうする事で「ワンツー」も警戒されにくく、相手DFと入れ替わりやすくなります。
パラレラ
パラレラは「並行」を意味するポルトガル語です。
アラの相手DFが縦を空けている際に、サポートの選手がアラに平行に寄ると見せかけて、縦のスペースに抜けて、そこにパスを出して前進する戦術です。
相手DFが「ワンツー」や中ドリを警戒して横を切っている際に有効です。
アラが縦パスをする際には、DFの足に引っかからないように少し浮かせてあげると成功率が上がります。
「パラレラ」のコツ
「パラレラ」はサポートの選手の動き出しが最初のアクションとなる為、ハッキリと縦に抜ける事が重要です。
多少タイミングが合わなくても、相手DFの立ち位置的に横パスが貰えなさそうだなーと思ったら縦に走りましょう!
サポートの選手が「パラレラ」の動きをした事で、相手DFが縦を急いで塞ぐ動きをすればアラの選手は中ドリを選択する事も出来ます。
ボールが貰えても貰えなくても、アラの選手のとって効果的なサポートになるので、横が切られている際は迷わずに「パラレラ」の動きを選択しましょう。
「ワンツー」と「パラレラ」の使い分け
ここまで「ワンツー」と「パラレラ」の動き方を説明しましたが、実際に使い分ける際は相手DFのどこを見れば良いのかを解説して行きます。
まずは相手DFの立ち位置を見る
まず最初に確認するのは相手DFの立ち位置です。
真正面からアラと対峙している際は、タイミングを見て「ワンツー」を狙って行きます。
相手が中を切っている場合は、まずサポートの選手が「パラレラ」の動きをして相手DFを揺さぶって行きましょう。
相手の両足を見ると判断しやすい
より「ワンツー」と「パラレラ」の動きの成功率を上げるには相手DFの足の揃い方を見ると良いです。
両足が横に揃っている場合は、後ろの対応に遅れが出る為、「ワンツー」で入れ替わりやすいです。
逆に相手の両足が縦になっている、いわゆる半身の状態の場合は、縦にボールを転がしやすいので「パラレラ」が向いています。
練習方法1 2vs1(マーカーあり)
「ワンツー」と「パラレラ」の動きが分かった所で、チームとして練習する方法について考えて行きます。
2対1で相手を見て、「ワンツー」と「パラレラ」を選択する練習です。
1. 中央から横パスをアラの選手に出す、DFはどちらかのマーカーに行く
まずは中央の選手からアラの選手に横パスを出します。
DFの選手は左右2つあるマーカーのどちらかに向かって走って下さい。
2. 相手DFの居場所を見てワンツーかパラレラをする
アラの選手は横パスを受けたらトラップして時間を作り、相手DFの居場所を確認しましょう。
その上で「ワンツー」なのか「パラレラ」なのかを判断しましょう!
ワンツーの場合
パラレラの場合
「ワンツー」なのか、「パラレラ」なのか、パスを出すタイミングなど、2人のコミュニケーションを取る事が必要となってくるので、積極的に声を出して行きましょう。
練習方法2 2vs1(マーカーなし)
練習1の内容に慣れてきたら、マーカーなしでやって行きます。
手順は先ほどとほとんど一緒です。
- 中央の選手が横パス
- 相手DFはアラがトラップしたら詰め始める
- 相手DFの立ち位置を見て2人の関係で崩していく
- 最後はシュートまで!
この際に「ワンツー」と「パラレラ」だけでなく、「パラレラ」でサポートの選手が抜けた後に中ドリを選択してもOKです。
より実戦に近い形でやって行きましょう。
練習会の様子
上記のようなメニューを組み込んだ練習会をフォアグラでは月1~2回開催しています。
今年のチームフォラグラの初練習をしました。 いつもコートを借りてもゲームのみなので、ちゃんと練習をするのは初めてでしたが、メニューを作ってみんなで練習するのは楽しかったです!! 練習動画 https://www.youtube[…]
一緒に練習したい方はお問合せからご連絡ください!
まとめ
フットサルの練習をしっかり行っている所に混じると勉強出来ることがたくさんあります。
今回は「ワンツー」と「パラレラ」について学びました。
うちのチームはアラの選手で1vs1で突破できる選手はあまりいないので、チームにこの動き方が浸透すれば攻撃で停滞しなくなりそうです。
「ワンツー」と「パラレラ」の動きを取り入れて、より良いチーム練習を行えるように日々精進していきます。
月に1回程度、みんなでフットサルについて学びながら練習をする練習会を行なっているので、活動に興味ある方がいたら、お問合せからご連絡頂けると幸いです。